スペインでプリペイドSIMを買う
旅行中、現地プリペイドSIMカードでいつものスマホを使う便利さに感化されたでこぽん、
2017年12月のスペイン旅行でも、プリペイドSIMを現地で購入、使ってまいりました。
購入場所
バルセロナ空港 ターミナル1
Crystal Media Shop - Barcelona-El Prat Airport - Aena.es
リンク先にある地図の通り、空港の到着ロビー内一般エリアのショップゾーンにあります。
購入したSIMカードとプラン
Vodafone in Spain for Touristプラン
<概要>
・15ユーロ/4週間
(開通日から4週間なので、月をまたぐとか年をまたいでも、28日間利用できるとのこと)
・データ通信容量 2GB(クリスマスキャンペーンで、4GB使えました。割とよく容量UPキャンペーンを行っているようです。)
・50分の通話付き
・4G/LTE通信 可
・LTE周波数帯 1800MHz(Band3)2600MHz(Band7)
・SIMサイズはマルチ(標準/Micro/ナノ)対応
・ローミング ヨーロッパとアメリカなら追加料金なしでローミング可能
テザリングは機種によってはできないこともあると思うので、使えたらラッキーくらいがいいかと。
参考までに、docomoのXperiaZ5はテザリングできました。
※周波数帯ってなんぞ?概要で書かれている内容が意味不明ですが?という方は、こちらで簡単にご説明しております。
実際、どんな感じで入手に至ったかについて、ご紹介します。
今回、事前調査で一番心配だったのは、クリスマス時期ということ。
ヨーロッパでは、容赦なくお店が閉まってしまうので、無事購入できるかどうか心配でした。
2017年12月23日 20:00頃 バルセロナ空港に到着。
ようやく機内から解放され、ちょっと一息つきながら、ゆっくり空港を移動したいところ・・・
ですが、そんな時間はありません。
でこぽんはあるお店を探して空港をせかせか歩き回っておりました。
時はクリスマス目前の12/23しかも20時を過ぎています。
事前に入手していた、プリペイドSIMを販売する空港ショップになんとしても滑り込まねばならないのです。
ここはスペイン、空港内SHOPで購入出来なければ、明日、街中に出てもショップが閉まっている(26日まで購入できない)可能性が高い。
それは困ります!
(翌日街中に出てみたら、営業時間は大幅に短縮されていましたが、一応開いているショップもありました。が、2018年も状況が同じとは言い切れないのがスペインですよね。年末にヨーロッパのご旅行を計画の方は、くれぐれもご注意ください)
荷物を大急ぎでピックアップし、Baggage Clamから税関を抜けて、到着ロビーの一般エリアへ。
扉をでて、お迎えゾーンの左奥に進むと、 お目当ての「CRYSTAL」がありました。
まだお店も開いているようで、ホッと一安心。
数人の列が出来ていて、お目当てのvodafone.esの空パッケージも沢山かかっているのですが、値段が全く書いていない。
とりあえず、並んでみました。
すると、列で見えませんでしたが、レジに手書きで商品名と価格が記載された紙が貼られており、場所柄なのか、在庫切れか分かりませんが、2017年12月23日当時は、vodafoneのツーリスト向けプラン15ユーロのみ販売しておりました。
空港価格という事もなく、ホームページで記載されている通りの価格です。
レジでは販売するだけで、手続きまではしてくれないので、万が一、不備があって使えないと困りますから、ショップの端っこに移動し、その場でSIMカードを差し替えて、設定してみます。
2台分購入したのですが、設定がうまくいかず、レジで設定画面を見せて、APNなどを教えてもらいましたが、バスの時間も気になるので、後で設定することにして、御礼をいいつつお店を後にしました。
(空港から市街地へのバスがWi-Fi利用できるバスでしたので、設定方法を書かれている日本人の方のサイトを探すなどし、無事設定できました。)
スペインでは、
バルセロナ、コルドバ、セビリア、トレド、マドリードなどを中心に観光しましたが、すべてのエリアで問題なくLTEが入り、利用できました。
スペインでは他にも大手でOrengeがあり、プランも様々ありますが、旅行で行かれるのであれば、パッケージ内容のバランスと価格を考えると、Vodafone in Spain for Touristプランは良かったなぁと思います。
スペインへのご旅行だと、ヨーロッパの各都市で乗継してから向かう方が多いと思いますので、ヨーロッパ内のローミングが無料でついてくるのも地味に便利です。
海外旅行でプリペイドSIMを使ったら、きっと便利で得もする
海外旅行にいつものスマホを使う
個人手配旅行に欠かせないもの、でこぽんにとっては使い慣れてる「スマホ」は筆頭にあがります。
今は特別ガジェット知識に明るくなくても、SIMフリー化できるスマホがほとんどなので、SIMフリー端末を手に入れるという課題は結構簡単にクリアできると思うのです。
が、実際に
海外でプリペイド式のSIMカードを購入して
自身のスマホのSIMと交換して使う
となると、
なんだか急に不安になってきたりして・・・
小心者のでこぽんは、かなり躊躇し、しばらくはフリーWi-Fiが使える場所でまとめて検索したり、ホテルに戻ってから調べたりしておりました。
(何故なら、購入したら使用済みで使えないとか、電波つかめないとか、プリペイドといいつつなんか余計な請求とか、設定難しいとか、エンドレスに出てくる不安材料よりも不便さを選んでしまったから…)
かといって、空港などでWi-Fiルーター借りる気にはならず。
短期ならいいかもしれませんが、価格が許容できるものは、使用上限が厳しい。そしてやっぱりコストパフォーマンスが悪い・・・
携帯キャリア各社のプランは言わずもがな。
現地でWi-Fiルーターのレンタルをすれば、価格面はかなり押さえられるので、利用したこともあるのですが、事前にネット手続きをしていても、日本人旅行者が多い繁忙期は借りる為に数十分待ちはザラ。
かつ、帰国便の時間によっては、返却のタイミングが前日の閉店時間までだったりと、それまでが快適なだけに、急に不便に…
更に、経験された方ならお分かりかと思いますが、充電の減り具合がWi-Fiルーター、自分のスマホ共に激しいのですよね。
小型タイプを借りても、ちょっとかさばりますし。
そう、結局のところ、
納得できる金額で便利さを手に入れるには、プリペイドSIMデビューしてみるしかない!
勢いよく決意したものの、いきなり見ず知らずの土地で種類もよく分からないSIMカードを入手出来る自信がないヘタレでこぽん、
まずは先人の皆様の情報頼みで調査致します。
調べていくうちに、割と多くの方がレビューを投下しておられて、情報が充実していたのがハワイのオアフ島と台湾と判明しました。(旅行者も多いですもんね)
よし、今度のHawaii旅行でプリペイドSIMデビューしよう。
日本で買えるSIMカードがあるみたいだし、それならSIMロック解除にも使えるからちょうどいいしね。
※その時の経験を踏まえ、別記事で注意点をまとめております。
いざ、日本で購入したアメリカ対応のSIMカードをセットして、旅行に行ってみたら…
ホノルルという、割と街中でフリーWi-Fi環境が整っているエリアでも、ちょっとした価格調査、メニューの意味、気になったお店の情報検索が気軽にできてすごく安心。
LINEで同行者と随時連絡がとれるから、別行動も安心。
(この時のSIMカードはアメリカ国内は通話も無料で出来るものだったので、話したい時はLINEではなく、普通に電話していましたが。)
レンタカーでの移動中も、カーナビより確実なGoogle先生情報に助けられることしばしば!
駐車場なども、想定していた場所が無理そうだという時、直前に行った方のブログで解決策を調べられたり、
そうそう、イレギュラー営業が多い屋台情報も確認しやすくなります。
あー、便利だー(;ω;)
と感動していたのが2016年12月。
その後、その便利さと価格のお手頃感から、行く先々でプリペイドSIMを利用するのが、すっかり定着しました。
ただ渡航先によっては、購入場所情報など、あまりなくて…
なので、旅行先のネット環境を確保したい方に、自分の体験でお役に立ちそうな情報を提供していければ、と思っております。
海外旅行でプリペイドSIMを使うなら、これだけは理解しておかないとダメ!
海外旅行でいつものスマホを安く使う方法
海外旅行では使い慣れたいつものスマートフォンの方が便利。
でもWi-Fiルーターのレンタルは、渡航地によっては費用がかさむ&空港等での待ち時間が面倒です。各携帯キャリアのプランは・・・ですよね(・_・;)
でこぽんはもっぱら現地で利用できるプリペイドSIMを使っています。
じゃあ、どうやったら使えるの?という方に送る、
海外でプリペイドSIMを使う
~準備編~です
やることは2つ
1.SIMフリースマホを用意する
2.旅行先で使えるプリペイド式SIMカードを購入する
これだけ?
そうなんです。簡単ですよね。
でも、事前にやっておかなければいけない事や理解しておかないといけない事がいくつかありまして、それを無視して使った結果、「使えない」と判断される方が多い様な気がします。
旅行先で後悔しない為に、基本の基本だけ理解しちゃいましょう。
2018年現在、国内の大手キャリアで発売されているスマートフォンは、ほぼSIMフリー端末化できます。
’できる’というのがポイントで、大手キャリアから発売されるスマホの場合は、最初からSIMフリー端末ではないのです。
細かい事は、各キャリアHPやショップにおまかせするとして、ざっくりいきます。
・現在使用しているSIMカードのサイズを確認する
標準・Micro・Nanoの3種類のどれに分類されるか、チェックして下さい。
キャリアがdocomo・au・softbankのスマホの場合、発売時期によって多少異なりますが、基本的に、各キャリアホームページ上でSIMロック解除手続きが行えます。
(端末購入から100日以降でなければSIMロック解除できないなどの縛りがありますので、ご注意ください。過去、同一回線でSIMロック解除をされている場合は、購入直後でも、前回のSIMロック解除から100日経過していれば即時可能など、ちょっとややこしいので、きちんと条件を読んでおいてください)
HPでの手続きをお勧めする理由は、ショップや電話でお願いする場合には必要となる手数料3000円が必要ないこと、待つこともなく好きな時間に手続きできること、行う作業も簡単だからです。
ホームページでの手続きでは、
SIMロック解除コードを入力するにあたり、普段使っているSIMカードとは別会社のSIMカードが必要になる
ので、
手元に他社のSIMカードを持っていない場合は、旅行先でSIMカードを入手してから作業を行うことになります。
※後述しますが、日本で購入できるものもあります。
ホームページで手続き申請をして、SIMロック解除コードが発行されただけでは、
ことを認識する。
そして、
SIMロック解除コードを控え、必ず旅先に携帯する!
これ、うっかり忘れる方がいらっしゃるみたいで、失敗談としてブログに書かれている方がいらっしゃいました。
そうそう、自身のスマホに控えてもいいのですが、コピー&ペーストはできません。
新しいSIMカードを入れた際に、最初の画面で入力することになるので、事前に確認してからSIMカードを入れ替え、入力するという作業が必要になります。
旅行先で使えるSIMカードを探す際、でこぽんは「行先名」と「プリペイドSIM」というワードで検索し、いくつかのSIMカード名と出来ればプラン名を知ることから始めます。最安値を調べようと思うと疲れますが、納得できる価格の商品を見つけるだけならそこまで苦労せずとも見つけられると思います。
ストックが出来たら、自分のスマホで使えるSIMカードであるかを確認します。
確認ポイントは2つ
・SIMカードサイズが一致するか
1で確認したSIMカードサイズが提供されていること。勝手に合うサイズに切れば使えるというものではありません。(ICチップが読み込めれば、勝手にカットしても使えないことはないですが)
・周波数帯域がマッチしているか
スマホには、それぞれ電波を拾える’周波数帯域’が定められています。そして、電波を供給する側も、すべての周波数帯域をカバーしているわけではなく、特定の帯域のみに対応しています。
つまり、
自分のスマホの帯域とSIMカード側がカバーしている帯域が合っていなければ使えない
ということです。
適当に安くて評価が高いプリペイドSIMを買えばいいわけではありませんので注意しましょう。
逆に言えば、帯域が合っており、かつLTE提供エリアならば、サクサクといつものスマホが動いて便利なことこの上ないんですけどね。
自分のスマホの周波数帯域を確認する方法
「対応周波数帯」として、キャリアHPに記載されています。
例)docomoの場合
世界各国で同一モデルが発売されるiPhoneは、割と帯域が広く、ほとんどのSIMカードと合う可能性が高いですが、
Android系は各社にカスタマイズされている事が多く、例えばXperiaXZ1というモデルでも、docomoから出ているものとSoftbankから出ているものでは拾える帯域が異なります。
検討しているプリペイドSIMの提供周波数帯を確認する方法
まずは各社HPでの確認を試みます。
ただ、いい加減なHPしかなかったり、記載言語が難しくてわからない場合もあると思います。
そういう場合は親切な日本人の方が提供してくださっている情報を検索しましょう。変化のスピードが速い業態ですので、出来る限り最新の情報を書いている方のページを見つけられたらベストです。
どうしても見つからない場合は、各社HPでどのキャリアの通信網を利用しているかだけでも調べてみましょう。旅行先で使えるプリペイドSIMは、その国の大手キャリアいづれかの通信網を利用したMVNO形式であることがほとんどです。だから、それさえわかれば、後は大手キャリア名で検索しなおす事でなんとかなる事が多いのです。
後は、SIMカードサイズや周波数帯がマッチングできた中で、一番気に入ったプランのSIMカードを購入するだけです。
ちなみに、入手場所は現地で入手する以外に、日本国内でも購入できる場合があります。
選択肢が少なく、価格が高め、利用している際に広告SNSが頻繁に送られくるなどのデメリットがあるものが多いですが、
出発前にSIMカードが確保できている精神的余裕や、初めてSIMロック解除する際に必要となる「他社のSIMカード」が手に入ること、設定方法の説明付き(勿論日本語で)だったりするメリットもあるので、必要な場合はAmazon等で探してみましょう。アメリカやアジア、ヨーロッパ周遊用などのプリペイドSIMが販売されていると思います。
でこぽんが初めて海外旅行にプリペイドSIMを利用した際も、SIMロック解除を出国前にしておきたかった&設定の不安があったので(実際は頂いた説明書の通りにはいかず、自力で何とかすることになりましたが、それもいい経験でした)、日本で事前購入しました。
行き先がハワイだったので、
↓ これ ↓
を、Amazonに出店しているYellow Mobile 日本事務局というお店から購入しました。
※マーケットプレイスは怪しげなお店も多いので、事前に問い合わせをするなどし、信頼できるきちんとしたお店から購入してください。
以上となります。
なんとなく海外でプリペイドSIMを使う準備のイメージを掴んでいただけたでしょうか?(ノω・;)